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東北支援の会 2012年2月報告 岡山南ロータリークラブの卓話で支援の会の活動もご報告 |
8月にともに陸前高田を訪問した頂いたロータリアンでJRICの友人、大和豊子様の要請で
岡山南ロータリークラブの卓話に呼んで頂きお話しして来ました。同クラブは、会員数160名
を誇る大名門ですが、何とこの日に3名もの入会者があるなど、大変アクティブな印象です。
下記写真は、遠く広島の西条RCから駆けつけて頂いた廣幡さんの撮影です。
卓話の内容は以下の通りです。
T.東日本大震災は石油業界にとっても戦後最大の危機だった
1. 本当は、パニックだった石油元売 過去3度のオイルショックとの最大の違い
2. ガソリンパニック震源地、実は首都圏の理由
3. 今後への石油&SS業界としての教訓
4. 原油備蓄だけでいいのか 非常時のサプライチェーンを考える
U.エネルギー・電力政策の見直しは? 原発問題による電力不足の解消法
1. 太陽光発電の本当の実力 メンテナンスコスト0としても、15年で 約43円/kW
2. 原発コスト8.9円/kWhは本当か
3. 地熱発電は採算に合う(8.3-10.4円)地震国=火山=地熱発電=ベース電力=原発代替
4. 風力発電は、10-23円でも、日本ではかなりむずかしい
5. 短期対策は、LNG(11円)と石炭(10円)、電力会社地域独占特権見直し+送電線網
6. 原発問題による電力不足は FCEVと 水素スタンドが解決する ココだけは詳しく
家庭用燃料電池 750Wh 工事費込 約300万円
燃料電池自動車 75000Wh 500-300 = 200万円
水素 6kgで600km超 停車時も20kW発電 150kWh
夏場のピーク 1日4時間1kWなら何と37日分も確保
コンビニの非常用電源 20kWh なら 7時間も稼働
ランニングコストは、6000円÷150kWh = 40円/kWh
2020年 に トヨタ 日産 ホンダで月産 5万台
5万台 x 20kW =100万kW 毎月原発1基
それ以降、FCEVと水素スタンドで問題解決
V.今 自動車会社は、何を考えているのか
1.何故水素なのか 最大理由は、環境もあるが 国富
最大理由は、国富の国外流出の阻止
99.6%輸入の原油から自国生産可能な水素、資金の国内還流
水素社会になると原油の輸入量が半分に出来る
2010年度は約10兆円 毎年5兆円経済対策
2. 水素製造能力 製油所と製鉄所の余剰生産能力だけで既に500万台分
X.乱高下する原油価格を考える 90-110ドルでもみ合い
1.北海ブレント>中東原油>WTI の価格バランス の理由
2.原油価格、あるべき本来の価格は幾らなのか
3.ホルムズ海峡の封鎖はあるか
最後は東北支援の会の話です。こちらの詳細はPDFでご用意しました。
尚 Tから Xまでは、「よくわかる石油業界」の中にも網羅されていますので
よかったらこちらでhttp://www.kakimi.co.jp/2012-02.htm#A概略をご覧下さい。
岡山南RCのお許しを頂きで、卓話終了後、著書の即売会を実施させて頂きました。
世間で聞くチャリティーは一般的に「その収益金は全額寄付」ですが、3.11を前に
そんなノンビリしたことは言ってられません。よって今回は売上の全額を寄付させて
頂くことにしました。また大和豊子様とプログラム委員長の光吉様からは、多大なる
寄付を頂戴しました。誠にありがとうございました。支援の輪が広がり嬉しく思います。
例会終了後は、岡山南RCの友人やJRICの友人達とじっくり懇談をさせて頂きました。
震災後のエネルギーの話、来るべき大地震対応の話、被災地支援の話、そして
全国ロータリアンインターネット協議会についても延々3時間近く お話しして来ました。
ご参加頂きました皆様、本当にありがとうございました。
私の所属する東京紀尾井町ロータリークラブでも、ようやく復興支援委員会が、誕生
することととなり、取りあえず私が初代委員長の就任要請を頂きました。
遅くとも3月からは委員会を発足し、最初の支援として、2012.3.11に間に合うよう、
ご縁のあつたロータリークラブの復興のために、紐のつかない義援金を送りたいと
個人的には思っております。
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みずほ銀行 麹町支店 普通 1251115
東北支援の会 (トウホクシエンノカイ)