東北支援の会 5月報告支援物資輸送宅配ルート完成
陸前高田RC佐々木松男様へ日銀発行のガソリン券送る

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             Ver2 7月20日 
        文責 垣見 裕司 

第2回被災地支援報告  何を送ればいいいのか 
私は、私一人でも出来る、マイペースな物資を提供する支援を5月も6月も
ささやかながら続けて行きたいと思うのですが、今の一番の悩みは、何を
送ったら良いのか全く分からないということです。
業界での東北講演の際にも感じたことですが、東北の方は、最初に心を
開いて頂くまでは、非常に慎重で本音をおっしゃって頂けないのです。

そんな訳で、まずは一般論として岩手県のHPを見てみました。
ところがびっくり5月連休明けの時点で、
「自治体からの寄付は倉庫が満杯につき一旦終了」と書いてあります。
もう送らなくていいんだと誤解を与えそうですね。また個人からの支援も
何か申し訳けなさそうな感じで受け付けているような感じでした。

後から分かった話ですが、県の中央の倉庫には一杯あるのですが、
仕訳する手間がない、各地の市町村や避難所に送る術がない等々。
従って市町村や避難所単位でみると、まだまだ不足しているようです。

では 県ではなく 市レベルで探してみると、
釜石市HP、http://www.city.kamaishi.iwate.jp/ での必要品は
 カップ麺、缶詰・ビン詰(魚肉、果物)、加工品(佃煮など)、
 レトルト食品、海苔、ふりかけ類、調味料
 (味噌、砂糖、食塩、マヨネーズ、トマトケチャップほか)、
 野菜ジュース、その他の飲み物、食器洗い用洗剤、
 トイレ用品(消臭剤、トイレ用漂白剤ほか)、
 台所用品(スポンジ、台所用漂白剤ほか)、乾電池(単1〜単4)、
 室内用ほうき、ちりとり、洗濯機
問い合せ先・・・釜石市災害対策本部  電話:0193-22-8253、0193-22-8254
と極めて明確に書かれているのですが、

陸前高田のHP http://www.city.rikuzentakata.iwate.jp/
  には、特に支援物資の要請はなく
大船渡市に至っては、http://www.city.ofunato.iwate.jp/
  まともに更新されているようには思えませんでした。  

こうなると、避難所単位で不足しているもの、
必要としているものをお聞きして、喜んで頂ける
ものを、直接届けるしかなさそうです。

そこで何がいいのか、人を介して被災している方に
ずはり聞いたところ、避難所のニーズは、お肉が
食べたいとか。 やはり一番喜ばれるのは、
お肉万歳の、その場で作る炊きだしだそうです。
それは私に出来ないので、ネットで見つけた美味しい
吉野家、すき屋の牛丼100食セットを送ろうと思いましたが
冷凍品だったので断念。

結局、常温のレトルト食品で SB社 グリコ社 マルハ
ニチロ社等色々探し、数個買って、試食して、私が一番
美味しいと思った 牛丼 親子丼 中華丼、豚たま丼を200食送ることにしました。
(カレーはよく配給されるそうなので余り喜ばれないそうです)

その輸送方法ですが、本当は、また私が行けば良いのですが、仕事が忙しく
2日間の休みを取ることが出来なかったのでどうしようかと思っていたのですが
ようやく宅配便で直送が出来るようになったので、一度丸新石油の新沼さんの
SSに送り、それを新沼さんが大船渡公民館に届けてくれることとなりました。

尚 大船渡市からは、後日お礼状が来ました。全く期待していなかったので
驚きました。東京紀尾井町RC宛の封筒本文で、末尾に添付の通りです
陸前高田RC佐々木松男様にガソリン代を送る
被災地のニーズは、やはり車です。おんボロでも走ればいい。 しかし今、
中古価格は本当に上がっているし、第一印鑑証明や書庫証明等も書類を
揃えるのすら難しい。私も重々承知しています。
そんな時、全国ロータリアンインターネット協議会の友人で、水戸RCの秋山さん
というお坊様が中心となって、有志で陸前高田RCの佐々木さんという幹事に
車をお送りするという話を聞きました。車はガソリンがないと走りません。
そこで私は当面のガソリン代を支援しようということでご協力させて頂きました。

しかし陸前高田は、当社と同じ系列のエネオスがなく、エクソンモービルが
市に提供し、今はシェルマークで気仙沼商会様他1社が共同で運営している
仮設SSのみなのです。そこで苦渋の決断でしたが、どこの系列のガソリンも
買える「日銀発行」のガソリン券?にしました。

私が持って行くと 6月になってしまうので、先に被災地入りする秋山さんに託し
で現金で持って行ってもらうことにしました。
尚、この支援品についても、私が所属する東京紀尾井町ロータリークラブの
了承が得られ、金銭的応援をしてくれたこともご報告したいと思います。
本当の復興とは何か 津波被災地での格安レンタカービジネスはどうか
前述の通り、被災地でのニーズは、はやり車です。そこで思いついたのが、
被災地での格安レンタカービジネスの立ち上げです。
弊社は現在6営業所のある全部のGSで計30数台のレンタカーを運営中です。
http://www.kakimi.co.jp/2k9040.htm http://www.kakimi.co.jp/2k9100.htm
その東京での成功の話も、私の東北講演でさせて頂きましたが、1世帯当
たりの車保有率が高い岩手や宮城では、まず成り立たないビジネスでした。
 しかし今の津波被災地は、環境が540度変わりました。 車がないのです。
本当は買いたいけど、中古車は高騰しているからちょっと手がでない。
それなら本当に必要な時に、レンタカー借りよう?。我々の格安レンタカーは
今までの既存レンタカー料金のずばり半額です。極端な話、日本でも始まった
カーシェアリングシステムと 同じコスト以下と言っても過言ではありません。
http://www.kakimi.co.jp/2010-03.htm
で丸新石油の新沼さんに格安レンタカーを始めないかと提案するとともに
最初の1台は、 弊社が無償提供すると申し入れしました。

それを中古車として転売してしまったら、利益は1回きりです。しかしその
レンタカー事業が、軌道に乗れば、毎月利益を生み出しくれる。これは毎月
義援金を送るのと同等以上の効果が得られる?と勝手に皮算用しました。

まあレンタカービジネスがよいかどうかは別として、少なくとも丸新石油の
新沼さんの方への支援は、明日どう生きるかという支援物資の提供から
今後のビジネスの復興を考えるレベルに移りつつあることを実感しました。

大船渡市からお礼状が来ました。


お忙しいのに誠に恐縮な話です。